2025年06月10日

旅行先に持って行くと便利なおススメの薬

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旅行には、着替えや日用品、人によっては子供をあやすおもちゃなどを持って行きますが、その荷物の中に薬を入れておくと、いざという時に便利です。ですが、どのような薬を持って行けば良いか分からない、そんな方も多く存在します。では、薬に詳しい薬薬剤師は旅行にどんな薬を持っていくことをおススメしているのでしょうか。

発熱や痛みに襲われた時に便利な薬

薬剤師が旅行の時におススメの薬にはまず、風邪薬や鎮痛剤が挙げられます。風邪薬は急な発熱などに作用するため、旅先での体調不良に効果的で、鎮痛剤は急な頭痛、女性であれば生理痛などにも効くので持っていると安心する薬の一つとして重宝します。

なお、風邪薬はそれぞれ症状別に効果の異なる薬が販売されていますが、様々な症状に効く総合感冒薬はどんな症状にもある程度の効果は発揮しますので、特定の症状に効く薬よりも旅のお供にするには総合感冒薬の方が無難です。

また、鎮痛剤は鼻炎薬や酔い止めの薬などとは併用することができない薬も多いので、例えば生理痛と乗り物酔いを同時に抑えたい方は、併用しても問題のない成分の鎮痛剤を選びましょう。

食べることや飲むことを楽しみたい時の薬

次に挙げられるのは胃腸薬や整腸剤です。旅先では、その地ならではの美味しい料理やスイーツ、お土産などがたくさんあり、つい食べ過ぎてしまったり、飲みすぎてしまったりする方も多いです。

そんな時に便利なのが胃腸薬で、安心して飲食を楽しみたい方には特におススメの薬となっています。また、旅先ではいつもと異なる環境などから便秘になる、お腹の調子が悪い、などの不調を訴える方もいますが、整腸剤はそんな不調を訴える方にピッタリの薬です。

枕が変わると眠れない、とは昔からよく聞く文言ですが、人は環境に適応するには時間がかかることもあり、人によってはいつもの生活リズムが狂うと体内のリズムも変化してしまいます。その変化は胃腸の不調を引き起こすこともありますので、胃腸薬や整腸剤はお腹の調子を崩しやすい方におススメの薬となっています。

ケガや虫に刺された時にあると重宝する薬

最後に挙げられるのは、湿布薬や塗り薬です。旅先ではアトラクションは勿論のこと、普段よりもたくさん歩いて観光地を回ることもあり、宿泊先に帰ってくると疲れから筋肉の疲労を起こしてしまうことも少なくありません。

そんな時に便利なのが湿布薬で、翌日に疲れを持ち越さないためにも常備しておくと助かります。また、塗り薬は切り傷などに使用できるものや、虫刺されに効果のあるものを指しますが、これらも軽いケガをした時や虫に刺された時にあると便利です。

他にも、同じ薬でも漢方薬を選ぶなど、自分や旅行の同行者に合わせた薬を選択すれば、安心で快適な旅行を楽しめるでしょう。


 

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