2022年05月02日

職場を変えたりキャリアアップも手です

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同じ職場で同じ仕事を長く行っているといつかは壁にぶつかるものです。人間関係や仕事のマンネリなど抱える問題が人それぞれでしょう。薬剤師はあらゆる薬を扱う高度な専門知識を有する職業です。どんな問題であっても解決の糸口は見えてくるので紹介します。

高い責任感は何事にも代えられない

患者さんに寄り添えることが一番大事な役割を担っています。単に処方された薬を患者さんに渡すだけではないのです。健康を維持するために知識と経験をもとに、患者さんに大きな貢献ができるんです。医療業界はわずかなミスが患者さんの命に関わります。

責任感が強い仕事ですが、その反面に充実感が大きい仕事でしょう。勤務形態も実は豊富でどんな方でも働くことができます。正社員だけでなくアルバイトやパートで短時間勤務も可能です。好きな時間に働くことで子育てと両立できますし、フルタイムに復帰するのもOKです。

自分の仕事が高い評価や給与につながりやすいのは一般的な職業にはないメリットといえます。

職場ごとにメリットや魅力があります

薬剤師が働く場所としてすぐ思いつくのが調剤薬局です。処方箋通りに調剤して患者さんに渡しますが実は単調な仕事ではありません。薬の形状に合わせてピッキングや調合を行い、適切な指導のもと患者さんに渡さないといけません。

経験を積み重ねると職人のように高度な技術を身につけることもできるでしょう。基本的な仕事は一通り身につきます。ドラッグストアでは他の職場では得られないやりがいを感じられます。

待遇面に関しては薬局よりも高めです。人手不足に苦しむ店舗も多く、高い給与をかけてでも募集している企業もあるほどです。給与を条件とするなら、勤務形態を問わず最適な職場となるでしょう。また、医療用の医薬品だけではなく市販薬となるOTC薬の知識も身に付きます。OTC薬は風邪薬や胃腸薬、軟膏やコレステロールなど幅広いものが含まれています。また、医師ではなく自分独自の判断で選んで患者さんに提案できるのも魅力です。様々な目的で来店する患者さんに直接提案ができるのはドラッグストア特有のやりがいでしょう。

マンネリが続いてやりがいを感じられないなら

憧れだった仕事であっても実際に働いてみるとやりがいを失ってしまう人もいます。仕事自体は「患者さんのため」という大きな役割があります。もし何のために働いているか分からないなら一度思い出してみてください。小さな作業も患者さんのためにすべてつながっていることになります。

資格を生かせる仕事は幅広くあるので今の仕事こだわり続ける必要はありません。あえて違った世界に飛び込んでみるのも一つです。薬局に勤めていたけどより専門性が求められる病院のほうが適しているかもしれません。製薬会社など企業勤めに向いている人もいるでしょう。

自分のやりがいは何なのかもう一度見直してください。働き始めたばかりの新人と、ある程度経験を重ねた後では目標もおのずと変わります。同じ環境ではマンネリは避けられないので、勉強会や学会があれば参加しましょう。新たに知識や人脈を広げるのも手です。他の方とも会話力を磨くだけでも成長できる部分が沢山あります。仕事に関連する資格も各団体から展開されています。患者さんに有益な情報や時代に合わせた薬の知識など常に深めていってください。