2017年06月21日

薬剤師として高みを目指したいなら

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DLM認定薬剤師とは、生涯研修制度の一部とされています。目的は、薬剤師としてスキルを高めることとしており、特定の分野や領域に関して適切に計画された学習を履修します。つまり、知識や技能を高めることを目的とした認定資格制度となります。ここでは、取得方法や取得後のメリットなどに関してご案内いたします。

DLM認定薬剤師を取得するためには

この資格を取得する為には医薬品適正使用コースを定期的に受講する必要があります。予め規定の単位を取得することで資格を取得することが可能となります。原則として、ある程度の受講者を選抜した後、まとまった回数や期間内で研修を行い、試問または試験を行なうことで認定証が与えられます。

資格の更新は1年毎とされています。1年に30単位以上(30単位のうち20単位以上は育薬セミナーで取得した単位に限ります)を取得することが更新の際の条件とされています。この規定を満たしていれば認定証が発行されます。

学ぶ内容は実に多いと言えますが、取得することで確実にスキルアップへと繋がると言えるでしょう。

資格取得後に得られるメリットとは

この資格を取得することで、最新の医療や薬学の知識を身につけることができるため、患者さんはもちろん医師や看護師などの医療関係者からの信頼を得ることができます。そのため、医師や看護師とチーム医療を行う際に、処方せんの提案などの意見が通りやすくなるといったケースが増えます。

また、医療や薬の情報が日々更新されていくため、常に学び続け精進していく必要があります。そのため、取得することで薬学を学ぶ方法を身に付けることもできます。もちろん、活躍の場も増えるので、転職の際には有利な立場になることができます。

収入などの希望条件も理想に近づけることができると言えるでしょう。

キャリアアップへの近道となる資格

DLM認定薬剤師は患者さんの症状に合わせた薬の処方やどんな薬が適しているのかなどといった、患者さんそれぞれに合わせたアドバイスをすることができます。そのため、医療機関や調剤薬局、ドラッグストアなど幅広い現場で求められている資格でもあります。

また、これまでよりも活動範囲を広げることで、更にやりがいを感じられるようになる資格とも言えます。薬剤師の数が増えている中で、他の人と差をつけたい、キャリアアップしたいという方にはまず志してもらいたい資格です。

また、高齢化社会が進む中で、より患者さんに寄り添った対応が求められるため、資格取得後は長きに渡って生かすことができることでしょう。